THE DAY AFTER TOMORROW

−−−−−−−−−−−−−−−−−−映画のネタバレあります気をつけて−−−−−−−−−−−−−−−−−−

見てきましたー。

「私の」感想としては、観て「よかった」です!

ジャンル(?)としては「娯楽映画」かな?

ツイスターみたいな雰囲気だと思ってもらえればいいかも。

「パニック物」ですが、それらにありがちな残酷描写(?)や全体的にドロドロした感じは無く。

むしろ前向きで直向な人たちばかりが登場します。

パニックで良くある「狂った人」とか「開き直って悪いことする人」は出てきません。

これなら、ご家族やお子様でもお楽しみ頂けると思います(それでも数人は死にますが)



逆に言うと「ストーリー重視」「リアリティ重視」な方は好みでは無いかも知れません。

ストーリーはよく言えば素直にわかりやすく、悪く言えば単純明快。

リアリティで言えば突っ込み所満載でしたから(w

あ、間違えないで下さい、しっかりストーリーはありますし。

突っ込みたくなるくらいリアルなCGなんです。



今、この映画のCMで気象異常の映像が流れてますが、スクリーンでは別物です。

被災した人の表情のアップから、ググッとカメラが引いて全体の凄い映像が映し出される手法。

その観る側を圧倒するCGと特殊効果は、劇場で必見の物です。

特に津波のシーン。

思わず息を飲みます。



欲を言えば、もう少し泣かせて欲しかったかなー。

意図あって抑え目にしてるのかもしれませんが‥

私は感動するときは、しっかり泣きたい派なので。

あとは恋人同士の関係がライト過ぎたかも?

もうちょっと親密でも、ラスト付近いい味出たような(素人考え)



ここまでべた褒めしてるので、ここで茶々を。

日本の東京のシーンがあるんですが‥

うわ、やばっ(←キルビルの悪夢がよぎる感じ)と思いました。

あと狼のシーンは要らないと思いました。

この予算をほかに回して欲しかった‥

見所の絶対零度が迫ってくるシーンを水増しとか(w



先にも言いましたが好みが分かれる作品かもしれません。

アメリカしか写りませんし、好み的にはアメリカ人向けなのかも。

まあでも、物語はそんなもので良いんです。

異常気象が起きてパニくって狂った人は、きっと写ってないとこで喚いてるんです。

アメリカンジョーク寄りの、感情を高ぶらせにくいシーンも所々ありますが。

全体、映画を通してそれはそっちに置いておこう、なくらい凄い映像です。



娯楽映画が好きな人には激しくお勧めです。

気負いせず、さらっと楽しめます。

ぜひおっきなスクリーンで、ドキドキハラハラするのを楽しんでください。



あと、予備知識があるともうちょっと楽しめるかも(間違ってたらごめん、突っ込みよろしく)

・海流:海の中で一定の場所を回流する大きな流れ

ラジエータ効果:海流を介して、あったかい地域から冷たい地域へ温度を移動し、地球全体の温度を調整している仕組み。

・海流は塩分濃度の差によって発生する(凍ることによって塩分濃度の増した海水が沈み込む為、全体として海流を発生させる)



以下、映画の流れ?

今回の映画はこの海流が止まって起こる異常気象がテーマ

・温暖化によって、北極の氷(淡水)が溶け海流の塩分濃度を低くしてしまう。

・沈み込まなくなった海流は動きを止め、地表に極端な温度差が生まれる。

・気候は急変し、北半球はすさまじい低温と荒れ狂う巨大嵐の世界となる。

・やがて地球全体の温度は下がりはじめ、氷河期が訪れる。