今日のお昼ご飯はカレーだったんでしたんですよ。

ここいらでは一番美味しいカレー。

たまごがサービスで付いてくるんですよ。

それを割ろうとしたんですよ。



…察しのいい方はこの辺でわかっちゃったかも知れませんが

いやぁ、なかなか豪快に撒きました。



ああ、玉子。

おお、玉子。

なぜにお前は空を飛ぶのか。



実際には

「つるっ」「ひゅーん」「ぐちゃ」「つるつる」「べちゃ」「ねちゅー」

順に

「手から飛び出た音」「飛行中」「テーブルの縁近くに落ちた音」「テーブルから滑り落ちる音」「太ももに落ちた音」「太ももを伝っていく音」



「うわあ…」



しっかーし。

じぇんとるまんはこんな時でも慌てません。

「お姉さん(ウェイトレスさん)お水とお手拭をいただけますか?」

そっと軽く叩くようにふき取ります。

これで跡も残らず、素敵に解決。

うーん、落ち着いた大人な対応です。



…ごめんなさい嘘ついてました。



真相は次の通り。

「うわぁぁ、太ももにナメクジが這ったような跡がががっ!」(スーツズボン)

たいへんだー^−l;:・。

手元にあったポケットティッシュでガシガシとふき取ります、つまり擦り込みます。

白身は水分を適度に吸い取られて固まります、つまり取れません。

「ああああああ!」

「か、カピカピにぃぃ!」

”かぴかぴ白い染み”は広範囲に広がって行きます。

ええい、こうなったら!

何を思ったかコップの水をかけます。

するとあら不思議、水分はミルミル素足まで浸透、つまり汚れも浸透。



ま、まあ。

不幸中のさいわい。

身体中心部付近ではありませんでしたヨ?

あやうく「たまご臭い股間」で半日すごすハメになるところじゃったよ。

いやぁ、おそろしかぁ…